シルクスクリーンをやるために町田にある国際版画美術館の工房に行っていたのですが、6月30日まで大規模修繕で閉館になってしまったので、それにあわせて(という訳でもないけど)自宅でシルクスクリーンをやるために露光機を制作しました。
ケミカルランプ6本のサイズです。
パイン集成材(幅1820×高450×厚み15mm)をカットして蓋なしの枠と底面だけの箱を作ります。
次に箱の内側にアクリル版を載せるための細長い木をアクリルの厚さ分下げて取り付けます。
赤と黒の単線(太さ1.6mm)をそれぞれ5m、より線を3m、より線を単線にするための棒端子(2スケ×2個)、コンセントを買ってきて、ベースライト6個を配線します。
線は足りなかったら面倒なので余裕を持って買ってきました。
ちなみにベースライトは「FA21021Z」、ケミカルランプは「FL20SBL」という製品を使っています。
調べると蛍光灯は並列につなぐとだけ書いてあっていまいち理解できなかったけど、実物を見たら簡単に接続できました。
購入したベースライトだとコンセント側から来た線を「電源」に挿して、「送り」からケーブルを出して次のベースライトの「電源」に繋ぐだけ。
次がない時は「電源」に挿して終わり。
コンセントに使う線はより線なので、そのままだとベースライトに挿せないためベースライトに挿す方を棒端子に挿して圧着します。
もう一方はコンセントにします。
本当は手元スイッチにしようと思ってたんだけど、買ってきたスイッチが使えなかったのでスイッチ付のタップ1穴に変更。
蛍光灯が点くかどうかテストをしたら、箱にケーブルを通す穴をあけます。
面倒ならアクリルの隙間から通しても良いと思います。
ベースライト×6を箱に固定してケミカルランプを取り付け、アクリル板を載せれば完成!
アクリル板は厚さ5mmで4隅を丸く(角丸ではなくて内側に丸くなるように)カットしてもらいました。
家では立てて収納するためにキャスター、取手、ケーブルを巻くフック、アクリルが倒れないように留め具を付けています。
もしこの露光機を作ってみようと思う人がいたら、ベースライトどうしが近すぎてグロースターターを交換する時はベースライトを外さないといけないので、その辺は注意してください。
また、長い方の木が1〜2mm飛び出ます。